Kビューティーの輸出が過去最高に——成長の原動力は?
韓国政府の発表によると、韓国の化粧品輸出額は2024年に約100億米ドルに達し、過去最高を記録しました。ここ数年で、その内訳は大きく変化しています。
- 中国は依然として主要市場ですが、もはやすべてではありません。
- 米国では、Amazon、TikTok Shop、日焼け止めやスキンケアのヒット商品を背景に、急速に成長しています。
- 日本では、Qoo10やドラッグストアを通じて韓国のメイクアップやスキンケアが人気です。
- 東南アジア、中東、ヨーロッパは、多くのブランドが「次の市場」として挙げている地域です。
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大きな流れは「中国が取って代わられた」というより、「Kビューティーが販路を広げた」ということです。多くのブランドにとって、米国は最大の成長エンジンと見られます。Amazonやソーシャルコマースを通じて、主力商品をすばやく広く認知させられますが、その分、需要やランキングの変動も大きくなります。日本はまた異なる種類のチャンスがあります。ドラッグストアやQoo10で商品が見つかりやすく、現地の好みに合ったメイクアップの色味、質感、パッケージも強みです。中国はいまも重要ですが、ブランドが販売チャネルや市場のリスクを分散する理由は増えています。
次の課題は、輸出が発売週の話題性だけでなく、リピート購入につながるかどうかです。それには、現地での流通、信頼できる訴求と書類、安定した供給、そして市場に合った価格設定が欠かせません。話題の美容液を海外に送るだけでは十分ではありません。また、「東南アジア」とひとくくりにはできません。気候、ショッピングプラットフォーム、価格への期待は国によって大きく異なります。約100億米ドルという数字は見出しとしては有用ですが、どの地域が明確な勝者かを判断する前に、カテゴリー別・輸出先別のデータを見たいところです。
米国市場で韓国の日焼け止めが特に注目されている理由を、規制の観点から説明してもらえますか?
背景には、かなり大きな規制の違いがあります。米国では、日焼け止めは一般化粧品ではなくFDAのOTC医薬品として扱われるため、認められた紫外線防止成分のリストや、製品登録・表示の要件に従う必要があります。韓国で一般的な有機系紫外線防止成分の中には、米国の既存の承認制度に含まれていないものがあり、韓国製品をそのまま米国で販売するのは簡単ではありません。米国で新しい成分を使うには、提出資料や審査の負担が大きくなる可能性もあります。
そのため、韓国の日焼け止めの軽い塗り心地や白浮きしにくい処方は注目を集めますが、米国の消費者がオンラインで見かける製品が現地の要件を満たしているかは、別途確認する必要があります。韓国でSPF・PA表示を取得しているという事実だけでは、米国のOTC要件を満たしていることにはなりません。輸出・販売を検討するブランドは、FDAの最新のモノグラフと表示要件を確認し、規制の専門家と検討するのが安全です。規制は変わる可能性があるため、FDAの公式ガイダンスを基準にしてください。